6月

前に書いたWordPressでXCacheを有効にするについて、「記事の通りにやったのに動かない!」と HiGash.Netの中の人に怒られたので、書きもれていた管理ページの表示方法について簡単にまとめます。

「動かない」と言われた時は「後で書いておくよ」と軽い気持ちで答えてしまっていましたが、よく考えると XCache の管理ページなんてインストールした時に表示させただけで、その後はすぐに munin での監視を始めてしまったので、あまり記憶に残っていません。nginx 側で BASIC 認証を設定していたのが原因だったかで、うまく動かなくて苦労した記憶はあるのですが。(munin の設定については後述)

前に書いた記事で php.ini の設定を載せましたが、管理者の設定が抜けていました。

[xcache.admin]
xcache.admin.auth = On
xcache.admin.user = "admin"
; xcache.admin.pass = md5($your_password)
xcache.admin.pass = "d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e"

パスワードは MD5 でハッシュを計算しておく必要があります。
コードとしては下のような簡単なものですが、このURLでハッシュを計算するものを作ってみました。

<!--
http://blog.bluegold.me/pass.php?password=XXXX 
XXX の部分にパスワードを入力します
-->
xcache.admin.pass = "<?php echo md5($REQUEST["password"]); ?>"

php.ini に管理者の設定を行った後で XCaxhe に付属の管理ページ(xcache.php)を開くと、パスワード認証をした後で管理ページが表示されると思います。
xcache

XCacheに付属の管理ページではキャッシュされているスクリプトや、使用メモリ、キャッシュヒットやキャッシュミスの回数などの基本的な情報を調べることはできますが、得られる情報はあくまでも「その時点」での情報でしかないので、キャッシュミスが増えているか等は分かりません。

このサイトでは munin を利用して XCache のキャッシュ状況をモニターしています。munin はサーバなどをモニタリングして統計画像を作るためのソフトで、この種のソフトとしては非常に簡単に設定を行うことができます。監視用のプラグインは比較的用意に作ることができ、既に多くのソフトウェアに対応しています。

XCache用のプラグインは標準ではインストールされていないので、ここから munin_xcache-0.2.tar.bz2 をダウンロードします。インストールは他のプラグインと同様に出来ますが、このプラグインは少し変わっていて「監視される側の php ファイル(munin_xcache.php)」 も一緒に入っています。こちらはウェブサーバーから見える場所においておく必要があります。

munin のグラフ
しばらくすると、このようなグラフが出来てきます。

6/16 の晩に WordPress 2.8 にアップグレードしたので、そこからキャッシュミスが多くなってきています。

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