XenのイメージファイルをLinuxからマウントする方法のメモ
Xenのディスクイメージファイルは以下のように固定ディスクをそのままファイルに移したような構造になっています。
# file test.img
test.img: x86 boot sector; partition 1: ID=0x83, active, starthead 1, startsector 63, 208782 sectors; partition 2: ID=0x82, starthead 0, startsector 208845, 2104515 sectors; partition 3: ID=0x83, starthead 0, startsector 2313360, 18651465 sectors, code offset 0x48
なので、基本的にはループバック・デバイスとしてマウントする事が可能です。
ただし、ディスクイメージはパーティションに区切ってあると思いますので、その分にひと手間ひつようです。
基本的な作業の流れは以下のとおり。
- losetup コマンドでディスクイメージファイルをループバック・デバイスに割り当てる。
- kpartx コマンドでディスクイメージ内の各パーティションにデバイスファイルを割り当てる。
- 必要なパーティションのデバイスファイルを mount コマンドでマウントする。
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nginxの新しいバージョン(0.7.65)がリリースされていたので,バージョンアップしてみました。
しばらく前に見つかっていたSSLの脆弱製の実験をやろうと、久しぶりに SSL を有効にしたバイナリを作ろうとしたのですが,オプションの設定の仕方を忘れていて苦労しました。また、忘れても大丈夫なようにメモ。
OpenSolaris 2009.06 に含まれるOpenSSLは 0.9.8a と古いので、現時点での最新バージョンであるopenssl-0.9.8lをダウンロードしてきて使いました。今回はSNI(Server Name Indication)を有効にしたいのでenable-tlsextオプションを渡しています。
./config --prefix=/usr/local no-shared enable-tlsext
make
pfexec make install
これだけでもビルドは出来るのですが,OpenSolaris 2009.06 のデフォルトの GCC 3.2.3 ではなく新しい /usr/bin/gcc-4.3.2 を使いたいので,少し手を入れています。
export CC=/usr/bin/gcc-4.3.2
export CFLAGS='-DOPENSSL_THREADS -D_REENTRANT -DDSO_DLFCN -DHAVE_DLFCN_H -m64 -march=native -O3 -Wall -DL_ENDIAN -DMD32_REG_T=int -DOPENSSL_BN_ASM_MONT -DSHA1_ASM -DSHA256_ASM -DSHA512_ASM -DMD5_ASM -DAES_ASM'
./Configure --prefix=/usr/local no-shared enable-tlsext solaris64-x86_64-gcc
make
pfexec make install
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3ヶ月ほど前に、10年以上使い続けたCVSからMercurialにソース管理を移行しました。(Subversion は手になじまなかった。)
移行して不便に感じるのはViewVCが使えなくなった事くらいで、普段はあまり違いは感じていませんが、1つだけ直感的にやり方が分からなくて困る事があります。
ワーキングディレクトリで作業中に誤って必要なファイルを削除してしまった場合、例えば
$ ls -l
total 8
-rw-r--r-- 1 user staff 1345 Jan 16 22:33 Makefile
drwxr-xr-x 5 user staff 170 Jan 16 22:45 help/
drwxr-xr-x 5 user staff 170 Jan 16 22:33 tutorial/
$ rm Makefile
としてしまった場合、必要なファイルが存在しない事は hg status コマンドで調べる事ができます。
$ hg status
! Makefile
CVS(やSubversion)では、誤って削除したファイルはcvs update(svn up)で元に戻すことができますが、Mercurial ではそうはいきません。
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WireSharkを使ってダンプを解析するためのキャプチャファイルをtcpdumpで保存するためのオプションを毎回忘れてしまうのでメモ。
tcpdump -n -i en0 -s 0 -w dumpfile.cap [filter]
tcpdump -w filenameだけでも、キャプチャファイルは作れるが、デフォルトではキャプチャ用のバッファ(snaplen)が 68バイトと小さく(TCP のヘッダー分のサイズらしい)、あふれたデータを取りこぼしてしまいます。tcpdump で見ている分には必要の無いデータですが、WireShark で「Follow TCP Stream」を見ようとした時に壊れていたりします。
そこでオプション ‘-s’ を指定して snaplen のサイズを大きく設定しています。(0は無制限、と言っても65535バイトくらいしか見た事ない)
(Open)Solarisの場合は悩む事無く、以下のように普通にファイルに保存するだけで大丈夫です。
snoop -r -d bge0 -o dumpfile.cap [filter]