Category:技術

11月

前回の記事でPHPの設定は完了していますが、ついでにPHPアクセラレータも導入してみます。PHPアクセラレータはPHPの実行時に中間的に生成されるバイトコードをキャッシュや最適化を行う事により、実行時のロスを減らす仕組みです。

PHPアクセラレータにはeAcceleratorAPCなどいろいろとあるようですが、今回は使った事のないXCacheを使ってみます。XCacheはバイトコードのキャッシュの他にPHPの変数をキャッシュする機能があるので、この機能をWordPressで使うように設定も行います。

XCacheのビルドは以下の通り簡単に行うことができます。

wget http://xcache.lighttpd.net/pub/Releases/1.2.2/xcache-1.2.2.tar.gz
gzip -dc xcache-1.2.2.tar.gz | tar xvf -
cd xcache-1.2.2
./configure --enable-xcache
make
make install

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11月

nginxからphpを利用するには、FastCGIを有効にしてphpをビルドしておく必要があります。
php-5.2.6 を以下のようにビルドしました。

./configure  
    --with-curl=/usr --enable-fastcgi 
    --enable-mbstring --enable-zend-multibyte 
    --enable-mbregex --with-mysql 
    --with-mcrypt --with-mhash 
    --with-openssl --with-gd 
    --enable-gd-native-ttf --enable-gd-jis-conv 
    --with-jpeg-dir=/usr --with-xpm-dir=/usr 
    --with-freetype-dir=/usr
make
make install

メールで記事を投稿する為に openssl と gd の関係のオプションを追加してます。
openssl は gmail に対して POP で接続する為に、gd はKtai Entryで画像を添付したメールを処理するのに必要でした。

FastCGIのプロセスを以下のように起動します。

/usr/local/bin/php-cgi -q -b 127.0.0.1:9000

127.0.0.1:9000 は FastCGI の接続を待ち受ける IPアドレスとポート番号です。
この値は環境に合わせて別の物に変更する事が可能です。

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10月

前回紹介したnginx.conf についてもう少し掘り下げて説明します。

ログフォーマット

    log_format  main  '$remote_addr - $remote_user [$time_local] "$request" '
                      '"$status" $body_bytes_sent "$http_referer" '
                      '"$http_user_agent" "$http_x_forwarded_for" "$gzip_ratio"';

    access_log  /var/log/nginx/access.log  main;

nginx は良い所のたくさんあるソフトウェアですが、新しいだけに nginx のデフォルトのログフォーマットのままではAWStatsなどのログ解析ソフトに読み込ませる事ができません。そこで Apache の combind フォーマットと同じになるように設定しています。

この設定はGoogleで検索して見つけたのですが、nginx のバージョンが違うのかそのままでは AWStats や Webalizer でエラーになった為、多少変更しています。$request と $status をダブルクォーテーションで囲む必要がありました。

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10月

前回、暗号化を行った事によりバックアップの保存の目的はほぼ果たしているのですが、気持ちが悪いので添付ファイルについても考えてみました。

gmail と uuencode をキーワードに Google で検索した所、mutt を使うのが一般的らしい。
↓のように ‘-a’ キーワードで添付するファイルを指定するだけで添付ファイルとして扱ってくれます。

mutt -a name.afz -a mysql_name.afz -s "name backup `date`" to_address

複数の添付ファイルにも対応しているので、この方法で問題ないかとも思ったのですが、1つだけ問題がありました。mutt では Envelope From を引数で変更することが出来ず、muttrc/.muttrc に別途設定する必要があります。

なんかめんどくさそうな感じがしたので、結局は Ruby でフィルタプログラムを書くことにしました。

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