Archive:2010.7

7月

VeriSign のタイムスタンプ証明書の有効期限について気になる今日この頃。

VeriSign のAuthenticode用の証明書を使っています。 これは .exe や .cab ファイルなどにコードサイニングを行うためのマイクロソフトの仕様に沿った証明書で、昔は ActiveX 専用なイメージでしたが、最近は IE がファイルをダウンロードする時にも検証されるので、それなりに重要なものだったりします。

基本的に証明書の有効性は証明書自身の有効期間の間しか確認できません。(その為の有効期間なわけですから当然ですが) しかし、例えばインストーラを作成してウェブに公開するような時に、コードサイン用証明書の有効期限が切れて更新するたびに、公開している全てのファイルに対して署名をやり直すのは大変です。

こういった事にならないように、通常は署名時にタイムスタンプを付けておきます。タイムスタンプは「あるファイルがタイムスタンプをつけた時点で存在し、タイムスタンプをつけてからは変更されていない」事を証明するためのサービスで、デジタル署名にタイムスタンプがついている場合は、署名した証明書の有効期限が過ぎた後も、有効性を確認することができます。

ただ、タイムスタンプ自身も電子署名の一種なので、証明書の有効期限が存在します。この有効期限を過ぎるとタイムスタンプの有効性が確認できなくなるので、有効期間の残りが少なくなってくると意味がなくなってしまいます。

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