Archive:2010

11月

Oracle Solaris 11 Expressがようやく公開されました。このブログを動かしている OpenSolaris 2009.06 の次のバージョンは、当初 OpenSolaris 2010.02 になるはずだったので、9ヶ月遅れてのバージョンアップとなりました。

Sun が Oracle に買われて以降、Solaris がどうなるのかハッキリしない状態が続いていたので、新しいバージョンがリリースされた事は良かったと思います。OpenSolais の体制のままで新バージョンがリリースされていれば最高だったんですけどね。

リリースはされましたが、Oracle Solaris 11 Express は snv_151 で、OpenSolaris 2009.06 の snv_111b からは大きく変わっているらしく、一回でアップグレードはできません。一度 snv_134b(キャンセルされていた OpenSolaris 2010.06 になるはずだったバージョンですね)に上げた後で、パッケージリポジトリ(パブリッシャ?)を変更して再度アップグレードを行う必要があるようです。

最終的に Oracle Solaris 11 Express(毎回書くのは長いな、略称は何だろ?)を使うか、OpenIndiana を使うようになるかは分かりませんが、どちらにしろ 134b にアップデートしておく必要はあるみたいです。

134b へのアップデート方法

アップデートはpkg image-updateコマンドで行いますが、先に SUNWipkg パッケージを更新しておく必要があるみたいです。

pfexec pkg install SUNWipkg
pfexec pkg image-update -v --be-name snv_134b

いろいろとパッケージをインストールして遊んでいたので、2時間くらいかかりました。

本番環境をアップグレードする前に VirtualBox に OpenSolaris 2009.06 をインストールして、アップデートの実験は何度もしていたので、この手順自体は問題なく終わりました。svcsコマンドでサービスの起動状況を確認して、maintenance になっているものも無かったので、アップグレードは無事終わったかと思っていましたが、ブログを表示させようとするとこんな感じになっていました。

お使いのサーバーの PHP では WordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです。

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8月

証明書ファイルと RSAの秘密鍵ファイルがペアになっているかどうかの確認方法をよく忘れるのでメモ。

RSA 鍵で作成した証明書の場合、証明書内の公開鍵と秘密鍵は同一のモジュロ(Modulus)を持っているので、これを比較します。

証明書(公開鍵)

openssl x509 -noout -modulus -in certificate_file.pem

秘密鍵

openssl rsa -noout -modulus -in private_key.pem

ついでにCSR

openssl req -noout -modulus -in cert_request.pem

これらの実行結果として表示されるモジュロはかなり長くなるので、更に MD5 ダイジェストを計算した法が比較は簡単になります。

openssl x509 -noout -modulus -in certificate_file.pem | openssl md5
openssl rsa -noout -modulus -in private_key.pem | openssl md5
openssl req -noout -modulus -in cert_request.pem | openssl md5
8月

以前の記事にもある通り、このブログではスタイルシートや画像、JavaScript ファイルなどの静的ファイルを Amazon S3 に置いて、Amazon CloudFront から配信しています。

URLの切替には自作のプラグインを使っています。記事にした当時は stylesheet_uri と template_directory_uri の置き換えをするだけのものでしたが、今は WP_PLUGIN_URL も置換えて、プラグインが追加するスタイルや画像も CloudFront から配信しています。

ここまではわりと簡単に実装できていたのですが、メディアライブラリ(uploads ディレクトリ)に置いた画像ファイルは記事の中身を書き換える必要があるため、なかなか手を出せずに1年くらい放置していましたが、最近、WordPress Amazon S3 Plugin というものがあるのを知り、さっそく試してみました。

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8月

もう1年以上前に書いていた下書きをようやく公開。

前回(と言っても1年半前か) までで nginx と PHP の fast-cgi のビルドと設定が終わったので、OS の起動時に自動的に起動するようにサービスとして登録を行います。

OpenSolaris ではサービスの管理に SMF という仕組みを使用しています。SMF はサービスの依存関係を記述できたり、サービスの起動を監視して自動的に再起動してくれたりと、Linux などで使われている /etc/init.d の rc スクリプトに比べるとメリットがありますが、コマンドが独自だったり、自分で SMF にサービスを登録するには manifest と呼ばれる XML ファイルを書く必要があるので、慣れるまではハードルがあります。(この辺は Mac OS X の launchd と似ている。)

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